イベントレポート

地熱住宅エコシステムセミナー終了しました。 

地熱住宅エコシステムセミナーの様子 文・写真:ecoハウス研究会事務局 小谷

3月21日春分の日、大阪梅田にて、地熱住宅セミナーを開催しました。

梅田中心街のビル17階という眺めのよい場所で、お客さま、工務店さん含め30名以上の方にご参加頂きました。ご参加頂いたみなさま、お疲れ様でした!

内容はとてもマニアックなはずが、なぜか笑いの絶えなかったこのセミナーのご報告をさせて頂きます。なぜ笑いが絶えなかったのでしょうか?それは・・・

 


 

 

さて、このセミナーを企画させて頂いたときから、私には一抹の不安がありました。それは『技術者』である宇佐美さんの講演内容は一般のお客さまには難しすぎるのでは?という不安です。

今回、宇佐美氏のフォローとして立ち回って頂いたエコホームズ玉川社長も同じ不安を抱かれていたようです。しかも本格的なセミナー講師は4年ぶりというブランクも不安の種でした。

例え話を交えての宇佐美氏の講演

・・・ところが、いざセミナーが始まってみれば、その不安が無駄だったことがすぐに分かりました。なぜなら『非常に分かりやすい内容』なのです。

数値やグラフの説明ばかりに終始するのでは、という心配をよそに、色々な例えを引き合いに出されて、時にはクイズまで・・・題して『床下地中は坂東玉三郎』(笑)

宇佐美氏のお話は、本当に研究に携わってきたものだけが持つ『説得力』を持っていました。私もついつい『フンフン』とうなずいていました。今までグラフや数値だけで『知ったつもり』になっていた事柄が、宇佐美さんの説明ですっと体に入ってくるような感覚なのです。

 

今回のセミナーのお願いをしたときから、宇佐美さんは楽しみで仕方なかったそう。前日は眠れなかったとか・・・ そして、『ちゃんと理解してもらえるセミナーにしたい』とかなり頭を悩ませてご準備頂いていたようです。

スライド資料もかなりのボリュームでした。

配布資料についても『この内容でどうでしょうか?』『このグラフはカラーでお渡しした方がいいでしょうか?』と私と何回も資料の推敲を重ねました。

その努力の結果が今回のセミナーの『分かりやすさ』に繋がったのでは?とセミナーを聞きながら一人しみじみ思っていたのでした。

 


 

そして今回、セミナーの盛り上がりに花を添えたのは宇佐美さんと玉川社長のやり取り。思わず『台本があるんじゃないの?』と思うほど(笑)

玉川さんがうまくまとめようとしているところを宇佐美さんが『それはちょっと違います』と斬って捨てる。その度に会場から笑いが起き、いつの間にか会場も和やかムードになっていました。

本当に研究が好きで、そして誰よりも地熱住宅に自信と愛情を持っている技術者なのだ、ということが宇佐美さんの言葉ひとつひとつから滲み出ている気がしました。

↑セミナーをダイジェストムービーにしてみました。
実際の雰囲気を体感してみて下さい。2分45秒あります。

今回のセミナーで一番印象に残ったのは、『床下地中は熱の銀行です』という内容でした。

冬場の日射熱にしても、家の中の廃熱にしても、そして人間の発する熱(人間一人で100ワット発生してるそうです。大笑いしている人は200ワットだとか)にしても、工夫した基礎外断熱にすることでその熱を蓄えておくことができる。

まさに床下で膨大な地中熱が家を支えてくれているイメージが頭の中で浮かびました。

 

アンケート

 

<参加者の皆さんのアンケートはこちらです。PDFファイルが開きます>

 

宇佐美さんは最後に『竪穴式住居』の話をされました。チセよりもずっと前、太古の時代から人間は地中熱を活かす術を知っていたのです。

環境破壊や地球温暖化問題に直面している私たちは、今一度太古の先人たちの知恵に立ち返る必要があるのではないか?

このセミナーを通してそれを痛感したのでした。

ecoハウス研究会事務局として、そして一人の設計士として、環境と共生する、自然を活かす家づくりが重要なことを再認識させてくれる、本当に有意義なセミナーとなりました。

しかし例のごとく、当初2時間で終了する予定だったところが1時間オーバーしてしまい、遠くからお越しの方にはご迷惑をお掛けしてしまいました・・・

最後に、遠く三重県奈良県石川県からお越し頂いた皆さま、東京からわざわざお越し頂いた記者の皆さま、本当にありがとうございました!