Q 床下にどのようにして、それだけの熱量が蓄えられるのですか?
地中熱に関して質問です。床下に装置などを設置せずに、どのようにして地中に熱を蓄えるのですか?上に建物があるのに本当に蓄えられるのですか?
A ご質問ありがとうございます。地中熱に関してお答えします。
宇佐美でございます。ご質問をありがとうございました。
自然の摂理に従っただけです。
各地域の気温と地中温度の関係からご説明しましょう。
1年間の平均温度でみると、各深度の地中温度はみな同じで、年間平均気温とほぼ同等です。つまり、年間の地中温度のレベルは気温で決まります。
ある地域の年間の地中に蓄えられている熱量は、その地域の太陽熱の量と同じですから、どれだけの熱量が地中に蓄えられているかは、その地域の太陽熱次第です。
年間の気温と地中温度との関係は、年間の室温と床下地中温度との関係でも基本的には同じことがいえます。
したがって、床下地中にどれだけの熱量が蓄えられるかは、年間の室温によって決まるといえましょう。
ただし、室温と床下地中温度との関係は、気温と地中温度との関係と次ぎの2つの点で違いがあります。
| ① | 住宅の室温と床下地中温度との関係は、住宅の外の環境(外界)の影響を受けます。特に、基礎周りの断熱程度の影響が特に大きいのです。 |
| ② | 住宅とその床下地中は、ゆるやかな閉鎖環境であるため、常に定常状態になるよう、熱の吸熱放熱が行われています。 |
(床下地中温度より室温が高ければ床下土間を介して吸熱し、室温が下がれば床下地中より床下土間を介して放熱する。)
なお、秋から冬にかけては日射取得熱が多くなり、日中の室温上昇分がすべて床下地中に蓄えられます(床下銀行に貯蓄されます。)
基礎断熱の強化によって、地下5mのように夏の熱を冬まで持ち越すことができるエコシステムの床下地中温度は、日射取得熱とあいまって、高いレベルを維持し続けます。
図1のT邸の地中温度経過グラフに見るように、床下地中温度は、目標の地下5mの温度より高くなっています。
※ご質問には宇佐美がお答えしました。
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