マスコミに紹介されました

地熱住宅ってどんな家なの。−毎日新聞平成19年11月19日に掲載されました 

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「普通の家だと、エアコンを使う部屋と、使っていない部屋の温度差が大きい。でも、我が家は空気の流れで家全体の温度が均一になりやすい。住んでみて、改めて体が楽と実感しました。」
昨年8月から「地熱住宅」に住む兵庫県猪名川町の主婦、河口洋美さん(36)は話す。
「地熱」というと、温泉地でのマグマの熱を利用した発電などが知られている。しかし、省エネ住宅として取り入れる場合は、地表と地中との温度差を活用するシステムを指すのが一般的だ。

伝導型 −屋内 温度均一に−

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四季に応じて地表は夏熱く、冬冷たくなるが、地下5㍍付近には半年かけてこの温度変化が伝わる。つまり、夏は涼しく、冬は暖かいという逆転が生じ、年間を通すと15〜20度の安定した温度が保たれる結果になる。この温度差を取り入れる方法には大きく二つあるが、河口さん宅では比較的ローコストでできる伝導型地中熱利用といわれるものを導入した。
伝導型は、高気密高断熱の住宅の基礎部分にまで外断熱の工事をし、床下の温度を地下5㍍に近づける。
さらに床下から天井裏まで通じるパイプを中心にした換気システムを設置。冬の日中は日光で温められ上昇する空気をパイプで床下に送り(図参照)、夏は逆に床下の涼しい空気をいったん上に運んで下に流すことで、家全体の快適化を図る。
ただ、河口さん宅を手がけた池田住宅建設(兵庫県尼崎市)の池田歩社長は「室温を地中の温度に近づけるシステムなので、エアコン不要と思われると期待はずれかも。誤解されないよう繰り返し説明が必要」と打ち明ける。「最近、省エネ住宅として高気密高断熱の家が増えているが、むしろ部屋ごとにエアコンを設置するという従来の考え方を見直すことこそポイント」と強調する。
最近の家は窓が大きいので、夏は取り入れた日光の熱を閉じ込める結果となり、よりエアコンを必要としがち。また、冬に暖房と加湿を併用すると、壁の中にも結露を生じ家の寿命を短くしかねない。

家の中に空気の流れ −地中と地表の温度差を利用−

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兵庫県猪名川町のモデルハウスで

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冬はパイプの先から暖かい空気を吸い床下に送る 床下から2階天井裏までのびるパイプ。 パイプが隠れるようにデザインすることもできる。

40坪で150万円

土地40坪(約130平方㍍)で木造2階建て約4000万円の住宅を想定すると、伝導型の設置には約150万円のコストがかかるという。これまでに全国で約700棟が建設されている。
池田住宅建設など全国で約30の工務店を中心に「エコハウス研究会」(http://www.chinetsu.jp/)も設立されている。事務局の兵庫県西宮市の建築家、小谷和也さんは「高湿度の日本の気候を考えた長寿命の家造りも今後ますます重要になる」と話している。

【大道寺峰子、写真・内林克行】

毎日JPにも掲載されています。
http://mainichi.jp/life/housing/news/20071119ddm013100045000c.html