地熱住宅新型コントローラー試作機を見てきました 2008年8月27日
先日、千葉の柏の葉キャンパスというところまで行ってきました。目的は『地熱住宅の新型コントローラー』の試作品を見に行くため。
今までのコントローラーはシンプルで壊れにくいというメリットはあったものの『デカイ・重い・見にくい』と3拍子揃っていたため、新型の開発は皆の望むところでありました。
現段階まで直接開発には加わっていなかったのですが、たたき台ができた今回より私もメンバーに加わることになりました。
こちらが新型コントローラーの試作機。基本はタッチパネルだけをリビングに付け、機械部分は小屋裏設置、となる予定。なので目に見えるのはタッチパネルのみ。ここで全ての操作ができるようになります。
開発担当の田中さんからまずは基本的な説明をして頂きました。試作機は既にシステムで使う換気ダクトや電磁シャッターに繋がれ、10秒ごとにシステムを切り替えながら動いていました。これが1年で数回システムが切り替わるややこしい地熱住宅を司る中枢になるわけです。
←こちらが従来のコントローラー。
インターフェースが押しボタン式からタッチパネルになる、というのが今回の一番の変更点ですが、それとともに今回の目玉となるのが『温湿度測定機能』です。
地熱住宅はもともと千葉で開発されたもので、千葉周辺の住宅内温度データはたくさんあるのですが、例えば東北とか、関西のデータはほとんどない状態。
実際、住宅の温度測定は結構大変。設備や配線にお金は掛かるし、データも定期的に吸い上げに行かないといけない。
その度お客さんにはご協力して頂かないといけないわけで、建てるほうにも住むほうにも負担が掛かるのでなかなかデータが集まらない。
しかし、関西や東北など地域によって温度は当然違うし、湿度もかなり変わってくる。どのエリアでも同じ仕様で、ではなく、エリアごとに取ったデータから地域に最適なシステム設定をするのが理想的。そのためにはデータ計測は必須項目なんです。
ということでここは今回のシステムの最重要項目。計測好きの私にはシビレる機能・・・(笑)
コントローラー自体に計測端子が付いていて、外や床下とかの温度や湿度を測ります。そのデータはパネルにリアルタイム表示され、データも蓄積されていきます。
『1000年分でもデータは溜められますよ』と田中さん。でもさすがに先に家がなくなってますよ・・・(笑)
今回のコントローラーは小さなパソコンといってもいい高機能。で、今までのコントローラーはカレンダーに合わせて動くだけでしたが、今回は温度や湿度に合わせてシステムをカスタマイズできるらしい。
つまり、床下の湿度が何%以上になったら換気するとか、外気が何度になったらモード変換するとか、日時に縛られず実際の温度や湿度にシステムを合わせることができるようになる。これは非常に興味深い。
が、便利ということは最初の設定をどれだけ作りこめるか、が重要になるわけで、目の前に立ちはだかる大きな壁に改めて気づいた開発スタッフ一同・・・
今計画中の物件にも新型コントローラーが付く予定なので、時間はかなり迫ってます。
これから急ピッチで開発を進めていくことになりました。早速9月明けに関西で打ち合わせ予定です。
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