外断熱の地熱住宅Q&A

Q 敷き設断熱の効果を詳しく教えてください 

Q 地熱住宅エコシステムの地熱利用とは具体的にどうなっているのでしょうか?」の回答に書かれている敷き設断熱について詳しく教えてください。

A 敷き設断熱の効果を、2008年度のデータで説明させていただきます。

S邸は、敷き設断熱を、基礎の外周部に最も高性能断熱材10cm厚を1m幅で敷き詰めました。

一方、T邸は、同じ断熱材5cm厚を45cm幅で敷き詰めました。2棟とも次世代省エネ基準以上の性能ではありますが、いろいろ条件が違いますので、このデータだけで、敷き設断熱の効果の違いを詳しく比較することはできません。

S邸は千葉県下でも比較的寒い地域でT邸は反対に比較的暖かい地域であることは、外気温の経過からもわかります。
それにもかかわらず、地中温度はS邸がはるかに高く、冬季のエアコン消費電力量もS邸対T邸は3対4となっています。
 
地下5mまで測定していますT邸の床下温度が、地下5mと同じ温度になっているのにご注目ください。地下5m以下まで掘削配管などしてヒートポンプで活用しなくても、断熱材によって、床下すぐ下を地下5m以上の環境にすることができるのです。

床下すぐ下の地中温度を、敷き設断熱(100×1000の高性能断熱材)によって、夏冬逆転する地下5mの温熱環境以上にすることができることを、1997年から2001年までのデータで実証することによって、第5回環境省エネルギー住宅賞に上位入賞しました。

地下5mまで住宅内外に90本のセンサーを埋め込み、継続測定したデータと、真冬のある日の住宅と地下5mまでの垂直温度断面図を示すことによって、大地と人間との共同作業で夏の熱を冬まで、冬の冷熱を夏まで持ち越すことが可能であることを、当時驚きをもって受け入れられました。

 新聞・テレビにも放映され、朝日新聞の家庭欄にも取り上げられ、その時、「地熱住宅」という新語が生まれました。(NHKで今年の新語として紹介される。)

 ところが、根本理論は理解されていなかったのです。(ヒョットシタラ、イマモ!)
 「アイヌの伝統民家チセの知恵を利用した」という、少し時代遅れの印象のみが残りました。地下5m以下まで地熱を掘削配管して採りに行くとか、ヒートポンプで地熱を活用するという説明の方がわかりやすく、「床下地中を地下5mの環境以上にする地熱住宅エコシステム」と言ってもピントこないのです。

これから、このコーナーで時間をかけて、皆様に納得していただきます。
サッカーではありませんが、不可能はナイ!!

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※エコハウス研究室 宇佐美

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