Q 地中熱サイクル形成について質問です。 

Q 地熱住宅では冬期 建屋熱ロス分程度の暖房をして、床下空気循環による地中熱受熱では、当初は18℃以下の室温度ぐらいしか期待出来ないのかな、といった印象を受けています。(工事期間の外気温の影響も多かも) 

しかし暖房体感温度18℃程度では低いです。

もっと高い体感温度(20~22℃)を希望すると、初年度、暖房負荷も増えますがそれは床下空気循環にて地中に蓄熱され始め、時間を置いてバランスして希望の体感温度になっていくと考えます。(バランスする時間?)

A T様におかれましては、かねてより、地熱住宅エコシステムをよく研究してくださっており、設定室温が時間と共に地中に蓄熱され、やがては、床下地中も含め室温が希望レベルに安定するであろうことを予測していらっしゃいます。

全くその通りです。しかし、実は、詳しくは、(正しくは)、「そうとは言い切れません。」

なぜならば、地熱住宅エコシステムの暑さ・寒さや温度をご説明する場合、私共が過去蓄積してきた、主として千葉県下のデータを使用しており、しかも、ご紹介するものは、かなり良好な環境条件で測定されたものが多いからです。

 したがって、T様がそれらをもとに、「18℃以下の室温が期待できないのかな」「18℃程度では低すぎる」と、具体的にお悩みなのはもっともなことです。

2009年の伊勢崎市と千葉市の月平均グラフをご覧ください。

伊勢崎市と千葉市の気温.jpg千葉県内で多く建てられている地熱住宅エコシステムと同じ程度の断熱性能の家を伊勢崎でお建てになると、おそらく、床下土間温度は15℃以下になり、室温は冬中床下土間に逃げるでしょう。

T様の場合は、体感温度が20℃はほしい、という明確な目標があります。

暖房さえすれば、いくらでも室温は上がりますが、地熱住宅として必要最小限の暖房エネルギーでそれを達成する必要があります。

その場合、床下―1mの床下地中温度、もしくは床下土間表面温度を、室温と同じ20℃にすることができれば、最も省エネ住宅になります。

 伊勢崎市でそれを達成するには、少なくとも下記の条件を揃えることが必要になります。

①     可能な限り南面が日陰にならない敷地。
②     西面には窓を付けない、東面も必要最小限。
③     次世代省エネ基準以上の気密性と断熱性能。
④     開口部は外側ペアアルミサッシ・内側樹脂サッシ・断熱雨戸(もしくは断熱戸)
⑤     基礎断熱70mm以上。 
⑥     敷き設断熱 100mm×1000mm。
⑦     2階ホールに夏用エアコン1台。冬用に1階居間にできれば床置き小型エアコン1台。 
 

※エコハウス研究室 宇佐美

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