Q 床下に蓄えられた熱エネルギーとは?
京都府の木場と申します。再度質問です。
床下に蓄えられた熱エネルギーとは?
① 屋内で使用された熱が床下まで伝導したエネルギー
② 建物を透過して床下まで届いた日照エネルギー
③ 建物の範囲外の日照エネルギーで地中を伝導して床下に到達した熱と理解したのですが合ってますでしょうか?もしあっていたら①②③の構成比はどれ位でしょうか?
A ご質問ありがとうございます。床下の熱エネルギーに関してお答えします。
宇佐美でございます。ご質問をありがとうございました。
エコシステムの全体像を実によくご理解いただいています。
床下に蓄えられた熱エネルギーは、概略的には①+②+③といえるでしょう。
少し補足させて頂きます。
①の暖房熱・生活熱(照明・炊事・家電機器・人体からの熱)や②の建物(窓や壁など)を透過した日射取得熱は、そのまま床下に蓄えられるのではなく、窓や壁から貫流によって熱が失われたり、換気によっても熱が逃げます。床下まで対流や伝導によって実質的に熱伝達するのは、室内取得熱から熱損失を引いて残った熱量です。
③建物の範囲外の日照エネルギーで地中を伝導して床下に到達した熱。
伝導型地熱住宅エコシステムは、これが最も重要です。
建物の周りや、建物の下方に蓄えられている半年前からの日照エネルギーが地中を伝導して厖大な熱量となって床下に蓄えられているのです。
しかし、①と②の床下まで到達した室内取得熱も、建物の外周から伝導して床下に到達している日照エネルギーも、基礎周りの断熱性能が低ければ、外界からの冷え込みで多くの熱が失われ、床下地中の蓄熱量は減ります。
したがって、お尋ねの①②③の構成比は、③の地中の夏からの蓄熱量が圧倒的ですが、①②は取得熱と熱損失の綱引きで大きく変わります。季節によっても変化します。また、床下地中温度と室温は相互に定常状態にありますから、、①②③が一体となって床下地中熱量を形成しているといえましょう。
これらのことから、豊かな自然エネルギーの恩恵を受けるには、しっかりと積極的に受け止め、そのいただいた熱を逃がさないための住宅性能がいかに大切かがわかります。
大切なことを詳しく述べる機会をお与え下さいましたご質問に感謝いたします。
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