Q 地熱利用住宅の地熱利用とは具体的にどうなっているのでしょうか?
静岡県在住の千葉と申します。質問です。
御社の地熱利用提案で、夏の地熱が冬に持ち越し冬暖かく、冬低下した地熱を夏に持ち越して夏が涼しくなると、解説をされています。
自然の地表は、冬は太陽の熱エネルギーの照射が少なくなり、逆に地表に上昇する地熱エネルギーの上昇量は多くなり、夏は太陽の熱エネルギーの照射が多いので、地表に上昇する地熱エネルギーの上昇量が減少すると考えます。
その増減が御社のエコシステムの様に、基礎から外壁そして屋根と十分な外張り断熱の家屋では、顕著に成ると私は考えます。
A ご質問ありがとうございます。「エコシステムの地熱利用」に関してお答えします。
いつも、伝導型地熱住宅エコシステムに深い関心をお寄せくださいまして誠にありがとうございます。宇佐美でございます。
まず、以前の断熱性能のご提案につおて改めてお応えいたします。
エコシステムは、建物をお引渡しする時、外気温と室温の日最高最低温度が測定できる温度計をプレゼントさせていただいております。 この温度計で住宅の断熱性能を含む温熱性能の概略を知ることができます。
(冷暖房をしない日の測定値)
室温変動率=(日最高室温ー日最低室温):(日最高外気温ー日最低外気温)
=(日最高室温ー日最低室温)/(日最高外気温ー日最低外気温)
< 0.1〜0.2 (エコシステムの性能値・小さいほど高性能)
なお、今回の千葉様のご提案は、おそらく、「地表の季節変動には関係なく、地中には一定の地熱がある」というイメージをお持ちなのではないかと思われます。
そのため、<地熱の上昇量の増減>という言葉になったのでしょう。
地球の表面に近い地熱は、太陽熱によって決まります。つまり、太陽熱によって地表の温度が決まりますが、その地表の温度が伝導して地中温度が決まります。 地熱は、太陽熱が伝わったものですから、深度によって温度が違います。
地下5mあたりに夏の熱が届くのは、冬の初めで、タイムラグが大きいのです。
また、年間の地表面の平均温度と、地下10cm・地下1m・地下2m・地下5m・地下10mなどの各深度の年間の平均温度は全て同じであるということも、地熱は、地表面の温度が地中に伝わったものであることを証明しています。
そこで、エコシステムは、床下すぐ下の床下温度を、半年先まで持ち越すように断熱材で、床下地中を「擬似地下5m」にしたり、床下地中が季節を勘違いする(?)ように、住宅そのものの気候緩和性能を高めているのです。
少々分かりにくい部分ではありますが、地熱エネルギーは『上昇』するものではなく、建物によって地表面の温度変化を無くすことで、建物下の地温を『安定』させるようなイメージとお考え下さればと思います。
ご提案していただいたことによって、エコシステムの地熱について、詳しくご説明する機会を頂きました。感謝申し上げます。
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